本日は、「第40回記念全日本少年軟式野球大会」の1回戦が横浜スタジアムにて行われました。
この大会は、全国の中学校の野球部に加えて、軟式野球のクラブチームも合わせた約7000チームの頂点を争う大会であり、横浜隼人は昨年に続いて、春の中体連の横浜市で優勝したことにより「開催地枠」での出場となりました。
1回戦の相手は、全国制覇を過去に9回も達成している、中学野球の名門中の名門、高校でもあの松井秀喜さんの母校としても知られている、超々強豪校、北陸代表石川県の「星稜中学校」でした。
先攻の横浜隼人は初回を無得点に終えると、1回裏に不運な内野安打などにより1点を失います。
しかし、初回から既に3番手として登板した、昨年の同大会の悔しさを知る大沢投手(元ベイスターズJr.瀬谷ライダーズ出身3年)が好投し、相手打線を5回途中まで無失点に抑えます。
さらに4番手の佐々木投手(上瀬谷タイガース出身3年)も格上を相手にゲッツー崩れの1失点のみに抑える好投を見せます。
しかし、横浜隼人の攻撃陣は、良い当たりをしながらも相手の正面を突いてしまったり、相手の好プレーに阻まれることが続いてしまい、なかなか得点を奪えません。
そして0-2のまま迎えた最終7回の攻撃、1死から西宮キャプテン(山手メイツ出身3年)がヒットで出塁し、次打者もライト前へのポテンヒットで繋ぎますが、打者走者が痛恨の2塁タッグアウトで2死3塁となってしまいます。
それでも途中出場の梶本選手(瀬谷ライダーズ出身2年)が痛烈なタイムリーを放ち1-2と名門チームを「あと一歩」のところまで追い詰めますが、最後の打者がライトフライに倒れ、無念のゲームセットとなりました。
星稜中は、二人のハイレベルなサウスポーの継投と固い守備、そして切れ目の無い鋭いスイング、部員81名を誇るスタンドでの大応援、どれを取っても横浜隼人よりも1枚も2枚もレベルが上であり、まさに優勝候補という強豪チームだったと思います。
それでも横浜隼人は、スタンドで応援してくれた高校硬式野球部の3年生を含む応援団も含め、みんなで必死になって食らいついていった結果、1点差の好ゲームになったのではないでしょうか。
お盆休みのど真ん中にも関わらず、スタンドにはたくさんの教職員や一般生徒、そして卒業生やその保護者の姿も見られました。
1点差となっただけに悔しさが残る形になりましたが、選手の皆さんは期待以上の素晴らしパフォーマンスを見せてくれました。
3年生は、11月末の「KB金太郎杯」が残されているとは言え、全国制覇を目指してきた彼らにとっては、本日の敗戦が一つの大きな区切りとなります。
試合後には、多くの3年生や保護者の目に涙が映っていました。
3年生部員の皆さんはこの1年、本日まで素晴らしい戦績を残してくれました。
そしてそれを支えてくださった保護者の皆様も、本当にありがとうございました。
この1年間の貴重な経験を、スタッフと後輩たちがしっかりと引継ぎ、更に良い結果を出してくれることを心から期待しています。
最後に保護者の方々からご提供いただいた写真をご紹介いたします。
先発登板した
土橋投手
(大和中央クラブ出身3年女子)
2番手登板した
原投手
(林間野球クラブ出身3年)
最終回に意地のヒットで繋いだ
西宮キャプテン
(山手メイツ出身3年)
最終回に1点差へと迫る
タイムリーを放つ
梶本選手
(瀬谷ライダーズ出身2年)
この夏、背番号1を背負い
打撃でも3番を任され
チームを牽引した
佐々木投手
(上瀬谷タイガース出身3年)
4番を任され、
チーム初ヒットに加え
盗塁と守備でも好守を見せた
垣花選手
(湘南浜見平ベースボールクラブ出身3年)
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