チーム概要・活動方針
横浜隼人は横浜市瀬谷区に校舎を構える私立中学校です。野球部(軟式)は「横浜市中学校体育連盟」と「神奈川KB野球連盟」に加盟しています。
「生涯野球を楽しむための礎(いしずえ)づくり」を部訓に掲げ、正しい投げ方や打ち方、正しいルールやマナーはもちろん、スコアの書き方や審判の動き、さらに栄養学まで指導しています。
横浜隼人高校へ進学後には「硬式野球部」「軟式野球部」「女子野球部」などでチームに貢献できる選手となり、その先の大学や社会人、そしてプロ野球選手を目指すだけでなく、何歳になっても仲間と草野球を楽しんだり、自分の子どもや地域の子どもたちに野球の楽しさを教えたりできるような、そんな野球人生を歩んでいくための礎を身に付けてほしいと考えています。
そして各大会での「優勝」を目標とし、「勝つこと」と「人間形成」の両立を目指しています。
周6日の活動
週6日の活動で上達
週に6日、活動しています。1週間のスケジュールは「活動予定」をご覧ください。
「週に1回60分よりも、1日10分を週に6日練習したほうが上達が早い」という法則があります。練習を「習慣化」して積み重ねることで技術は進歩していきます。
活動日が多い分、1日の練習時間は短く、遅くとも18時には解散しますので、宿題や家庭学習の時間は十分に確保できます。練習が終わってから塾に通うということも可能です。
また、年末年始は1週間程度の休みを作っています。夏休みは大会が多いため、まとまった休みは取れませんが、それでも週に1日程度は練習を休みとしています。家族と過ごす時間、勉強する時間、遊ぶ時間なども大切にしてほしいと考えているからです。
理学療法士による指導
身体が最も大きく成長するゴールデンエイジと言われている中学校3年間で、いかに正しく有効なストレッチやトレーニングを行うかということが、スポーツ選手の将来にとって極めて重要です。成長期における怪我の予防はもちろん、柔軟性や敏捷性、筋力の向上は技術面の成長にも直結します。
長い野球人生の基礎づくりである大切な3年間において、選手の身体を、より大きく、柔らかく、強く成長させるために、横浜隼人中学校野球部では、令和3年度からチームスタッフに理学療法士の清水先生を迎え入れ、令和5年度からは臼井先生にバトンタッチしました。
理学療法士の先生には週に1度、股関節と胸郭、肩甲骨を中心としたストレッチと、敏捷性(びんしょうせい)を鍛えるアジリティートレーニングを指導して頂いています。
また毎年、新入生全員の、肩と肘を中心としたのメディカルチェックも実施しています。(メディカルチェックの様子はこちら)
(臼井先生のプロフィールは「スタッフ紹介」ページをご覧ください。)
ストレッチを指導する理学療法士
試合前のストレッチの様子
文武両道
定期試験の1週間前には部活動が休みになりますので、その期間は100%勉強に集中できます。また日頃の学校生活の中でも「習熟度別授業」や「アシスト補習」など、学習支援システムが充実していますので、「野球ばかりをやって勉強がおろそかになる」ということはありません。
そのまま横浜隼人高校に進学できる
ここ数年、横浜隼人高校は県内でも指折りの人気校になっています。
偏差値も年々上がってきており…
・進学コース………59
・特進コース………62
・特別選抜コース…66
・国際語科…………62
・・・程度と言われています。<引用元:家庭教師のあすなろhttps://www.seisekiup.net/>
つまり高校から「横浜隼人」に入学することは容易ではありません。まして「野球」をやりながら「高校受験」と両立させるのは非常に難しいことです。
しかし、いま中学受験を頑張って横浜隼人中学校に入学すれば、そのまま横浜隼人高校に進学することができますので、文武両道が実現しやすくなります。毎年、ほぼ100%に近い生徒が横浜隼人高校に進学しています。
「中学受験なんてハードルが高い」と思われる方も多いかもしませんが、横浜隼人中学校の受験科目は「算数」「国語」の2科目だけです。しかも小学校で習う範囲内での出題ですので、きちんと対策をすれば、合格への道は拓けてきます。
さらに、2019年度入試より「自己アピール型試験」(面接・計算・作文)も導入されました。野球部希望者の多くがこの受験で合格しています。詳しくはご相談ください。
高校での選択は自由
高校では、「進学コース」「特進コース」「特別選抜コース」「国際語科」のうち、どのコースに進むのか、また部活動においても「硬式野球部」「軟式野球部」あるいはその他の部活動に入部するか学習成績や競技能力を見て、本人の希望も聞きながら一緒に選定していきます。
高校野球との繋がり
ご存知の方も多いと思いますが「横浜隼人高校」は、「硬式野球部」、「軟式野球部」ともに県内では上位常連となっています。その高校野球と、多方面での繋がりを持っています。
通常は「高校野球連盟」の規則により、高校球児が中学生と一緒に練習や試合を行うことは禁止されていますが、同じ学園内の「付属校」「併設校」に限り、中体連主催の夏の大会終了後であれば一緒に活動することが認められています。早ければ中学3年の夏から高校野球をスタートさせることができますので、外部から隼人高校に入学してくる選手よりも大きなアドバンテージを持つことになります。
「スタッフ紹介」にも記載していますが、硬式野球部で11年間指導してきた佐野が平成28年度の秋より中学の監督になりましたので、高校野球に繋がるハイレベルな技術指導が受けれられます。高校硬式野球部の指導者(ピッチングコーチなど)に直接指導を受けることもできます。
また毎年12月には、硬式野球部OB会主催の「少年野球教室」があります。小学生対象のイベントですが、平成28年度より手伝いも兼ねて中学野球部も一緒に参加させて頂いています。硬式野球部OBを中心とした現役のプロ野球や社会人野球選手、あるいは経験者の方々から直接指導を受けることができます。
さらに監督の佐野との様々な繋がりから、これまで「ハマの番長」こと元 横浜DeNAベイスターズの三浦大輔さんや、埼玉西部ライオンズで活躍中の菊池雄星投手などが、野球部の激励に訪れてくれました。そういった経験ができるのも、横浜隼人中学校野球部ならではです。
硬式野球部のピッチング練習を見学する様子
硬式野球部OB会少年野球教室にて、小学生と一緒にオリックス・バファローズの宗佑磨選手の指導を受けている様子。
部員たちと握手をする三浦大輔さん
大学進学まで徹底サポート
横浜隼人中学・高等学校は4年制大学への進学が基本です。大学進学までしっかりと指導していきます。もちろん大学野球をめざすことも可能です。実際に高校硬式野球部の多くの卒業生が東京六大学や、東都リーグ、首都リーグ、神奈川リーグなど、全国の名門大学で活躍しています。
(短大、専門学校、就職等の指導もしますが、希望者は少数です。)
年間10以上の大会に出場
一般的な中学校が出場している「中学校体育連盟」と「全日本軟式野球連盟」主催の大会に加えて横浜隼人中学校は「中学生野球連盟(元「KWB野球連盟」)の大会が年に4回、さらに「中央スポーツ杯」、「K-1大会」、「汐風杯」など、年間を通して10~20程度の大会に出場しています。公式戦を通じてしか学べないことが多くありますし、何よりも、選手のモチベーションアップに繋がると考えているからです。大会参加費は全て学校負担ですので、その都度保護者から集金することはありません。(公立中学校では、そうはいきません。)
昨今、学生野球における投手の投げ過ぎが問題視されていますが、横浜隼人では一人の投手に何試合も連投させるというようなことは絶対にありませんのでご安心ください。
大会が多くあることは、保護者の方も「楽しみが多くて嬉しい」と喜んでくださっています。
各大会の時期などについては「活動予定」をご覧ください。
横浜隼人高校硬式野球部でも活躍できる
横浜隼人中学校野球部出身で、横浜隼人高校硬式野球部でも活躍した(活躍中)選手たちを紹介します。
相原貴俊 捕手(原ドジャース出身)
強肩強打の捕手として、中学では横浜市大会で準優勝し、横浜市選抜メンバーに選出されました。
高校でもチームの正捕手として、平成24年度春季神奈川県大会で優勝。関東大会出場に貢献しました。
桜美林大学でも野球を続け、平成29年度より全日空のグランドスタッフとして働いています。
小関勇一郎 投手(原ドジャース出身)
中学時代から130km/hを超える本格派速球投手であり、相原捕手とともに横浜市選抜メンバーに選出されました。
高校でも主力投手の一人として、平成24年度春季神奈川県大会で優勝。関東大会出場に貢献しました。
桜美林大学でも野球を続け、平成29年度より神奈川県警で警察官として働いています。
淺沼大介 内野手(戸部タイガース出身)
相原捕手、小関投手の1学年後輩の選手です。
中学では投手でしたが、高校では二塁手としてレギュラーとなり、平成24年度秋季神奈川県大会で準優勝しました。
3年次の春季神奈川県大会では、前年夏に甲子園で1試合22奪三振という大記録を残した桐光学園の松井裕樹投手(現在は東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍中)から2安打を放つなど、活躍しました。
玉川大学でも硬式野球を続け、活躍しました。
牧野将大 マネージャー(緑園ラービー出身)
中学では内野手でキャプテンでした。
高校へ進学後も内野手として練習していましたが、本人の希望もあり、2年次よりチームを影で支えるマネージャーに転身し、練習のサポートやチーム道具の管理、データ分析など多方面で活躍しました。
記録員としてベンチ入りした平成27年秋、28年春、夏と、3大会連続での県ベスト8進出に貢献しました。
横浜商科大学でも野球部のマネージャーとして活躍し、現在は帝京平成大学の職員として学生のサポートに携わっています。
南 雄大 捕手兼外野手(笠間タリューズ出身)
俊足強肩強打の捕手として、中3次夏(2019年)にチームを創部初の県総体出場に導き、自身は横浜クラブ(市選抜)に選出され、活躍しました。
高校では捕手兼外野手として不動のレギュラー選手となりました。2023年からは横浜商科大学に進学し野球を続けています。
白鳥拓海 投手(戸塚アイアンボンドス出身)
中1秋から主戦投手として活躍し、中2秋から横浜クラブ(市選抜)に選出、中3春には横浜市初制覇、夏の全日本初出場へとチームを導きました。
高校でも1年秋(2023)年から主戦の一人として3試合に登板し、合計無失点という成績を上げ、球速は134km/hを記録しています。縦に大きく曲がるスライダーが最大の武器の投手です。