横浜市春季大会、昨日「港南台一中」に快勝した横浜隼人、本日は決勝進出と県大会出場をかけた大事な大事な「準決勝」に挑みました。
会場は、昨日に引き続き”神奈川野球の聖地”「サーティーフォー保土ヶ谷球場」、相手は毎年当たり前のように市大会で上位に進出している磯子区の強豪中の強豪「浜中学校」でした。
浜中学校としては、今から約1年半ほど前、現3年生が1年次の秋季市大会にて、同じ準決勝の保土ヶ谷球場という舞台で横浜隼人に敗れているため、リベンジに燃える熱い思いが試合前から”ひしひし”と伝わってきました。
さて、誰もが緊張するこの大一番、ジャンケンに勝って後攻の横浜隼人は1回表、もはや中学2年生とは思えないほどの堂々たる風格さえ漂う背番号10の大沢投手(瀬谷ライダーズ出身 元ベイスターズJr.)が、強豪を相手に余裕さえ見える2奪三振の三者凡退に打ち取ります。
すると1回裏、横浜隼人の不動の1番打者である白鳥颯斗選手(戸塚アイアンボンドス出身3年)が、ピッチャーの足元を破るセンター前ヒットで出塁し、続く白鳥拓海選手(戸塚アイアンボンドス出身3年)がラッキーな死球で無死1・2塁、3番の大沢選手が送りバントを決めて1死2・3塁とチャンスを広げたところで、4番正田選手(瀬谷ライダーズ出身 元ベイスターズJr.2年)の内野ゴロの間に貴重な1点を先制します。
しかし直後の2回表に早くも試合が大きく動きます。
好調の大沢投手が先頭打者を見逃し三振に切りますが、不運なヒットが2本続いて1死1・2塁となったところで、早くもマウンドをリリーフエースの白鳥拓海投手にスイッチします。
しかし、7番打者にセンターオーバーを打たれて1-2、さらに8番打者にもタイムリーを打たれ1-3と一気に逆転を許してしまいます。
それでも白鳥拓海投手は3回と4回を無失点に打ち取ると、4回裏の攻撃では、1死から5番の市村選手(浜見少年野球部出身3年)が左中間への2ベースヒットを放ち、続く6番の出永キャプテン(岡津ビッグライナーズ出身3年)の2ベースヒットで1点を返し2-3と1点差に迫ります。
5回表には守備のミスが2つも続いてしまい無死1・2塁のピンチを迎えましたが、ここも白鳥拓海投手が送りバントの小フライを執念のダイビングキャッチをするなど、なんとか踏ん張って、追加点を許しません。
そして直後の5回裏、9番の山下選手(鎌倉グリーンファイターズ出身3年)がセンター前ヒットで出塁し盗塁を決めて無死2塁とし、続く1番白鳥颯斗選手がセンターの頭上を高々と超える2ベースヒットを放ちますが、ややスタートが遅れた山下選手に対して、浜中のセンターとショートからの驚異のカットプレーがホームまで帰ってきて、タイミングは完璧にアウトでしたが、山下選手が相手キャッチャーのタッグを上手くかわして見事に生還、3-3の同点(ここで隼人ベンチのテンションは最高潮)、その後1死3塁となったところで、3番大沢選手がヒットエンドランを決めて4-3、ついに逆転します。
6回表も白鳥拓海投手がアウト3つを三振で奪い、6回裏、浜中の2番手投手が制球を乱して無死満塁とし、追加点の絶好のチャンスを作りましたが、痛恨のスクイズ失敗ダブルプレーなどでこのチャンスを潰してしまいます。
リードは僅か1点、迎えた最終回の守り、1死から死球を与え、次打者の進塁打で2死2塁、一打同点という痺れる場面になりましたが、白鳥拓海投手が3番打者を相手に落ち着いたピッチングでピッチャーゴロに打ち取り、4-3での見事な逆転勝利となりました。
これでチームは、「春」としては創部初の決勝進出、および県大会初出場となりました。
このブログで過去にも何度かお伝えしていますが、春の横浜市優勝校は、毎年「横浜スタジアム」で8月に行われる「全日本少年軟式野球大会」に、開催地枠として出場することができます。
悲願の全国大会出場まで「あと1勝」となりました。
決勝戦は5月8日(日)9時30分より「俣野公園横浜薬科大スタジアム」にて行われます。
(観戦は各家庭1名までとされていますので、それ以外の一般の方は入場できませんのでご注意ください。)
決勝戦の相手は、明日行われる反対側の準決勝「東山田」vs「保土ヶ谷」の勝者となります。
本日はもう一つ、1年生が「あじさいリーグ」2日目の順位決定戦に挑みました。
3年生チームを相手に昨日は2試合連続での大敗となりましたが、本日の第1試合ではなんと、「横浜K-CLUB」を相手に8-1でのコールド勝ちを収めました。
しかし第2試合では「ひまわりベースボールクラブ」を相手に0-10のコールド負けとなってしまいました。
「あじさいリーグ」は、上位進出とはいかなかったものの、練習試合すら経験したことのない1年生だけで、3年生中心の地域選抜チームばかりを相手に4試合を行い、1勝できただけでも、十分に良い経験になったと思います。
「市大会」、「あじさいリーグ」、それぞれ二日間本当にお疲れ様でした。
本日も保護者の方より、素晴らしい写真をご提供いただきましたので、ご紹介いたします。
神奈川の「野球の聖地」
サーティーフォー保土ヶ谷球場
スターティングメンバー
先発投手として
堂々たる風格の
大沢投手
初回先頭打者としてのヒットと
同点タイムリーを放った
白鳥颯斗
先制となる内野ゴロを打つ
4番正田選手
盛り上がるベンチ
ショートで好守
さらに2点目のタイムリーを
放った出永キャプテン
反撃のきっかけとなる
2ベースヒットを放つ
市村選手
ヒットの直後
二盗を決める山下選手
最後の打者を打ち取り
安堵と嬉しさが爆発する
白鳥拓海投手
同じく白鳥拓海投手
(良い写真です!)
激戦を制して
喜びを分かち合う
選手たち
試合後のスコアボード
(横浜隼人4エラーに対し、
浜はノーエラー、
本当に素晴らしいチームでした。)
<おまけ画像>
選手交代を告げて
軽快にベンチに戻る
監督の佐野
1年生「あじさいリーグ」
試合前サイキングアップの様子
横浜市春季大会「準々決勝」
試合前サイキングアップの様子
(何と言っているのかは YouTubeの説明欄に掲載しています)
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