本日は横浜隼人第1グランドにて「能力測定」を実施しました。
横浜隼人中学校野球部では、年に2回程度「能力測定」を行っています。
測定種目は「遠投」、「球速」、「盗塁」、「スイングスピード」の4種目です。
各種目は、以下の条件で測定しています。
●【遠投】
…軟式M号球で測定(本日ほぼ無風状態)
●【球速】
…SSK社「マルチスピードテスター2」で測定
※軟式M号球で測定
●【スイングスピード】
…SSK社「マルチスピードテスター2」で測定
※高校生と同じ条件で比較するために900gのバットで測定
(通常、中学生が使用するバットは700g前後)
●【盗塁】
…一塁リード地点から投手の動作に合わせてスタートし、2塁ベースへのスライディングまでのタイム。
通常、野球選手の走力を測定する場合、打席でのスイングインパクト時から1塁到達タイムまでの計ることが多いですが、これは左打者と右打者でタイムに差が出るため、横浜隼人中学校では盗塁のタイムを測定しています。
盗塁タイムは、相手ピッチャーのクイックモーションとキャッチャーの2塁送球タイムを合わせたタイムと比較することで、盗塁成功率の判断材料にもなります。
このような条件で測定を行い、本校野球部には驚くような一芸に秀でた選手が多く在籍していることが、本日改めて分かりました。
詳細は以下の通りです。
【遠投】では、3年生の野口選手(瀬谷ライダーズ出身)が95m、原選手(桜ヶ丘ペガサスエックス出身)が94mという高校生や大学生でもなかなか記録できない素晴らしい記録をマークしました。
しかし、それ以上に驚いたのは中学2年生と1年生の記録でした。
2年生の井口選手(仏向ベアーズ出身)は3年生の1位と並ぶ95m、そして1年生の白鳥拓海選手(戸塚アイアンボンドス出身)は、なんと86mを記録しました。
これは半年前まで小学生だった選手とは思えない、とんでもない数値です。しかも白鳥拓海選手は特別に身体が大きい訳ではなく、見た目は細身で素朴な中学1年生なのです。
【盗塁】では、3年生の野口選手が「遠投」との2冠を達成する3.70秒、原選手が3.72秒という好記録でした。
しかし、ここでも驚かされたのは白鳥拓海選手の双子の兄弟、白鳥颯斗選手(1年、戸塚アイアンボンドス出身)のタイムでした。
なんと全体の3位につける3.80秒という凄まじいタイムを叩き出しました。
過去4年間、同じ条件で測定をしていますが、中学1年生での3秒台は初めての記録です。
白鳥颯斗選手もまた、身体は決して大きくない選手です。
そして【スイングスピード】で圧巻だったのは横浜市選抜に選ばれている3年生内山選手(野毛オールスターズ出身)でした。
スイングスピードは、横浜隼人高校硬式野球部の選手たちの平均値が120~125km/h程度であり、ホームランを量産するレベルの高校生でも130~140km/hという数値ですが、中学3年生の内山選手は高校生も顔負けの133km/hを記録しました。
ちなみに、内山選手は【球速】でも120km/hを記録し、チームトップでした。
このように、横浜隼人中学校には突出した能力を持った選手が多く入学したり、入学した時点では突出していなかったものの2年生、3年生と学年が上がるにつれて能力が飛躍的に伸びていく選手がたくさんいます。
例えば、現高校1年生で硬式野球部に所属している南雄大選手(笠間タリューズ出身)は、中学校入学時にはバットの重さに負けて地面を打ってしまったり、キャッチャーで2塁へ送球すれば全くベースに届かずに山なりでワンバウンド、足も特別に速くないという、ごくごく普通の中学1年生でしたが、中学3年次には遠投100m、盗塁タイムは3.59秒、スイングスピードも130km/h、3年次の神奈川私学大会では「最優秀選手賞」を受賞するという、とてつもない成長ぶりを見せてくれました。
当然、彼は今後、高校でも主戦力としての活躍が期待されています。
横浜隼人中学校では「正しい投げ方」「正しいスイング」「正しい走り方」等を徹底的に指導していますので、このような結果が出ます。
小学生の皆さん、ぜひ横浜隼人中学校の受験を検討してみてください。
本日の能力測定は終始、笑顔が絶えない和やかな雰囲気で行われましたが、残念ながら写真がありません。
「写真を撮れば良かった」と、管理人はとても後悔しています…。
なお、明日は1・2年生チームで横浜市立「境木中学校」と午前中に練習試合を予定しています。
明日の試合の様子は、またこちらでご報告できればと思っています。
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