昨日の予選リーグにおいて、見事な2連勝となった「金太郎杯」は本日、「立花学園大井総合グランド」にて準決勝が行われました。
昨年の決勝戦と同カードとなったその相手は、東京都の強豪クラブチーム「小平クラブ」でした。
試合が動いたのは2回裏の横浜隼人の攻撃でした。
先頭の4番、内山選手が内野安打で出塁し、送りバントで1死2塁とすると、その内山選手(2年)が相手投手のモーションを完全に盗む三盗を決め、1死3塁と絶好の先制チャンスを演出します。
すると山岸選手(2年)が見事なヒットエンドランを決めて貴重な先制点を奪います。
その後は両チームのピッチャーの好投で互いに得点を許さず、1-0のまま最終回の守りを迎えます。
その7回表、先頭打者に出塁を許し、送りバントで1死2塁のピンチを迎えますが、続くバッターを三振に打ち取ると、さらに続くバッターを平凡な内野ゴロに打ち取り、誰もが「これでゲームセット」と信じましたが、難しいバウンドとなり、これが悪送球となって2塁ランナーがホームへ帰り、土壇場の土壇場で1-1の同点とされてしまいます。
7回裏の攻撃でサヨナラを決めたいところでしたが得点ならず、試合は大会規定により特別延長(1死満塁継続打順)に入ります。
横浜隼人は8回表の守りを最少の1点に抑えますが、後がない裏の攻撃、先頭の南選手(3年)がヒットエンドランのサインにきっちりゴロを転がしましたが、これが不運なキャッチャーゴロでホームゲッツーとなってしまい、まさかのゲームセット…。
「金太郎杯2連覇」の目標は達成することができませんでした。
この試合、細かなミスは挙げればキリがないほどありましたが、それにしても「小平クラブ」のバッテリーを中心とした能力の高さ、判断の良さ、勝負強さには脱帽でした。
しかしながら、その小平クラブも直後の決勝戦で静岡県伊豆市の選抜チームである「伊豆少年野球団」に0-1で敗れ優勝を逃しました。それだけ今大会はハイレベルな大会であったと言えると思います。
3年生にとっては、これが中学校生活最後の試合でした。
準決勝で敗退となってしまったものの、1・2年生にとっては昨日からの3試合、その1球1球が3年生との最後のかけがえのない思い出となりました。
試合中のベンチの雰囲気は非常に盛り上がっており、チーム全員が心の底から野球を楽しんでいる様子でした。それは以下の写真も見てもお分かり頂けると思います。
本日も昨日に続き、今大会に登録していない3年生の保護者様も含め、いつも以上に多くの保護者様が応援にかけつけてくださいました。
そういった点も含め今年の3年生は、最後の大会での優勝こそなりませんでしたが、間違いなく横浜隼人中学校野球部史上最高のチームになったと管理人は思っています。
3年生の皆さん、そして3年生保護者の皆様、本当に素晴らしい思い出をありがとうございました。
3年生の悔しい思いは必ず、後輩たちが次に活かしてくれるはずです。
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