本日は「KBあじさいリーグ」のブロック予選が平塚市「大神スポーツ広場野球場」にて行われました。 この大会は、「神奈川KB野球連盟」が主催する大会で、昨年までは「KWBボール」を使用していましたが、軟式野球ボールの規格変更に伴い、「KWB野球連盟」(神奈川県だけは「KB」となっていますが、全国的は「KWB」です。)が主催する大会も、今大会から新軟式M号球を使用することになりました。 先週の記事にも記載しましたが、神奈川県では登録が6チームしかないものの、この大会に優勝すれば、即「全国」という大会です。 他の都道府県では、中体連の春季大会を、KWBの全国大会の予選を兼ねているところが多く、規模の大きな大会です。 ちなみに神奈川県内の登録チームは以下の通りです。 Aブロック ・秦野クラブ(秦野市9校選抜チーム) ・ひまわりベースボールクラブ(KWB連盟登録クラブチーム) ・座間クラブ(座間市6校選抜チーム) Bブロック ・横浜K-Club(瀬谷中学校) ・横浜隼人中学校 ・港北クラブ(港北区11校選抜チーム) 初日のブロック予選は、3チームの総当たり戦で各チームWヘッダーとなります。 先週、横浜市大会4回戦で「日吉台中学」に敗戦し、何としてもその悔しさをぶつけたい横浜隼人の初戦の相手は、瀬谷区同士で横浜隼人の最大のライバルでもある「瀬谷中学校」野球部員で構成されている「横浜K-Club」でした。 3月末の区大会決勝では、接戦を制し3-2横浜隼人が勝利しています。 ジャンケンに勝って後攻の横浜隼人、先発は区大会と同様に背番号10、左のエース掛川投手(3年)でした。 その重要な立ち上がりでしたが、いきなり3本のヒットを浴びて2点の先制を許してしまいます。 しかしその裏の横浜隼人も、1死から南選手(2年)が内野安打で出塁し相手バッテリーの隙をつく好走塁などで1点を返します。 2回裏にも掛川選手と荒井選手(3年)のヒットなどで2-2の同点に追いつきます。 そして3回には、長らく怪我で戦線を離れていた中川選手(2年)がレフト前ヒットで出塁し盗塁を決めると、続く南選手がライト線への2ベースを放ち、3-2と逆転に成功します。 さらに5回には、2死1塁から荒井選手がセンターオーバー3ベースを放ち4-2とし、6回の横浜K-Clubの攻撃を抑え、その裏の横浜隼人の攻撃を終えた時点で、「90分を超えて新しいイニングに入らない」という大会ルールにより試合終了、見事な勝利となりました。 続いて行われた第2試合「横浜K-Club」対「港北クラブ」の試合で「港北クラブ」が勝利したため、第3試合の「横浜隼人」と「港北クラブ」の勝者が明日の決勝戦への切符を手にするという形になりました。 その港北クラブの先発投手はなんと、先週の横浜市4回戦で2安打に抑えられた「日吉台中学」のエースピッチャーでした。 リベンジに燃える隼人ナインでしたが、やはりその投手の球には力があり、2回まで得点を奪うことができません。 しかし、この試合先発の右のエース秋山投手(3年)も、2回までを無失点に抑える上々の立ち上がりを見せます。 0-0で迎えた3回表の横浜隼人の攻撃、先頭の三井選手(3年)がセンター前ヒットで出塁すると、1死から中川選手、荒井選手の連続内野安打で満塁とすると3番玉井選手が見事にスクイズを決めて1点を奪います。 さらに2・3塁から4番秋山選手の2点タイムリーヒットが出て3点を先制する最高の展開となります。 その裏、港北クラブに1点を返されるものの、4回にもキャプテン石川選手(3年)がスクイズを決めて4-1と、再びリードを広げます。 「よし、勝てる!」…そう思った瞬間に隙が生まれるのが野球です。 さらなる追加点のチャンスを走塁ミスで潰してしまうと、直後の4回裏、2死から四球を与え、盗塁、バッテリーエラー、タイムリーで1点、さらに内野エラーにより2点を返され4-3と1点差に迫られます。 5回表には、再びリードを広げるチャンスを作るものの、またしてもマズイ走塁ミスにそれを潰してしまいます。 嫌な流れが続くまま、5回裏には1死3塁からスクイズを決められついに4-4と同点に追いつかれてしまいます。 6回表の攻撃も無得点で終えると90分が経過し、最終回であることが告げられます。 先頭打者に四球を与えたところで横浜隼人は背番号11の大島投手にスイッチします。 しかし、パスボールと内野安打でサヨナラのランナーを3塁まで進め、無死2・3塁という絶対絶命のピンチを迎えます。 スクイズを警戒しながらも打者一人を内野ゴロに打ち取るものの、続く3番打者が打った打球が高いバウンドのセカンドゴロとなり、ホームへ送球するも間に合わず、4-5でサヨナラ負けとなりました。 先週の悔しさをなんとか晴らすべく臨んだ2試合でしたが、走塁や守備のミスによって、またしても悔しい結果となってしまいました。 いよいよ3年生にとって全国に繋がる大会は夏の「総体」のみとなりました。 今年のチームは、どのチームと比べても見劣りしないだけの能力があるだけに、なんとしても夏に結果を出してほしいと思います。 明日は「KBあじさいリーグ」の3位決定戦に臨みます。 同じ会場で10時50分のプレイボール予定となります。 またその様子をご紹介できればと思います。 本日も保護者の皆様が撮影してくださった写真を掲載させて頂きます。