「夏17年ぶりの初戦敗退」 …「第100回記念大会」で神奈川県は南北に分かれて2校が甲子園に出場できる今年の高校野球、南神奈川の第2シードとして本日登場した横浜隼人高校が、伝統校であるY高(横浜商業)に対し、シーソーゲームの末に5-9で敗戦しました。高校3年生の皆さん、大変お疲れ様でした。 さて、日を同じくして我が横浜隼人中学校野球部も夏の市総体4回戦に挑みました。 昨日の3回戦で接戦をモノにして勢いに乗り、なんとか勝利したい大事な大事な一戦に、「中田中学校」という大きな壁が立ちはだかりました。 (会場は「こども自然公園野球場」) 横浜隼人は、昨日リリーフして自責点ゼロと好投した左腕、背番号1の掛川投手(3年)が先発します。 その掛川投手は1回表、いきなり2本のヒットを許しますが、後続を抑え無失点に抑えます。 1回裏の攻撃では、中田中先発の背番号2から、先頭の南選手(2年)が死球で出塁すると、すかさず盗塁を決めます。 そして2番荒井選手(3年)がきっちりと送りバントを決め1死3塁となったところで、3番掛川選手がライト前へのタイムリーヒットで先制します。 さらに2回裏には、桑原選手(3年)の内野安打と玉井選手(3年)のヒットでチャンスを作ると、昨日に引き続きキャプテンの石川選手(3年)がスクイズを決め、2-0とします。 3回表には2本のヒットなどで1点を返され2-1となり、リードを広げたい横浜隼人でしたが、3回から中田中のマウンドに上がった背番号1の本格右腕の、中学野球では稀に見る速いストレート(おそらく130キロ程度は出ていたのではないでしょうか。)に対し、なかなか捉えることができません。 そして試合が大きく動いたのは5回表でした。 昨日からの連投で疲れが見え始めた掛川投手が4連打を浴びてしまい一挙に3点を奪われ2-4と逆転されます。 その後、変わった秋山投手(3年)が好投しましたが、7回にも2点を奪われ2-6と、その差を広げられます。 最後の攻撃、後が無い横浜隼人のベンチは、これまでに無いほど全員で声を出し、4点負けているとは思えないほど最高の雰囲気を作ります。 そのせいもあってか2つの四死球を選ぶなど、粘りを見せましたが、最後のバッターがサードゴロに倒れ、残念ながら2-6での敗戦となってしまいました。 これで、3年生は、全国に繋がる中体連主催の大会は終わりになりました。 結果的に春と同じくベスト32という成績に終わってしまいました。 しかし昨日、今日と、攻守に渡り多くの好プレーが光り、1年前や、秋、春の大会で負けた時から比べるとチームとして大きな成長が見られました。 最後まで諦めずに声を出し続けるベンチの姿勢も大変立派だったと思います。 試合後、多くの選手が涙を流していましたが、相手チームの先生や球場責任の先生、そして審判さんなど、多くの方々から「横浜隼人はとても良いチームですね。能力の高さだけでなく、こんなにベンチに一体感があるチームは初めて見ました。」という言葉を頂きました。3年生の皆さんは胸を張ってほしいと思います。 全国に繋がる大会は終わってしまいましたが、横浜隼人中学校野球部は、夏休みに「私学大会」、「KB笹尾晃平杯」、「KWB TOKYO SUMMER OPEN」と、3年生が出場できるオープンの大会が3つもあります。 3年生の皆さんには、本日の悔しさを、それらの大会にぶつけてほしいと思います。 そして、同時に明日から1・2年生の新チームも始動します。 8月3日(金)には、春の「文部科学大臣杯」という全国大会へと繋がる「夏季瀬谷区大会」が始まります。 このように夏休み期間中は、新チームと、3年生チーム大会がかなり多くありますので、それらの大会でのリベンジを是非とも見せてほしいと思います。 また大会の結果はこちらでご報告させて頂きますので、今後ともよろしくお願いいたします。 最後に本日の試合の写真を、少しですが掲載します。