台風13号の接近に伴い久しぶりの雨模様で、暑さも一休みだった本日は「神奈川県私立中学校野球大会」(通称「私学大会」)の予選が行われました。 「私学大会」は県内加盟25校のうち、都合により出場できない数チームを除き、毎年そのほとんどの私学が参加している、今年で48回目を数える伝統ある大会です。 今年の参加校は22校です。 この22校をA~Fの6ブロックに分けて予選を行い、準決勝リーグに進む6校を決定します。 ちなみにこの大会で、横浜隼人は4年前に準優勝、昨年は5位という成績を収めています。 「私学大会」は3年生の出場が認められており、横浜隼人も8名の3年生がエントリーして挑みました。 抽選の結果Aブロックに入った横浜隼人は、「関東学院」「鶴見大学附属」「山手学院」との4チームで予選を戦いました。 (予選ブロックは、4チームの場合は、トーナメント形式、3チームの場合は総当たり戦。) 鶴見区「潮田公園野球場」にて、小雨がパラつく中で行われたAブロック予選の第1試合、横浜隼人はまず「関東学院」と予選1回戦を戦いました。 関東学院は、4年前の私学大会の決勝戦で敗れた因縁の相手です。 ジャンケンに勝って後攻の横浜隼人、先発は一昨日の「TOKYO SUMMER OPEN」にて「敢闘賞」の個人賞を受賞したエース掛川投手(3年)でした。 掛川投手は初回、立ち上がりに苦しみ、いきなり2つの四球を与えてしまい、無死1・2塁のピンチを迎えますが、後続を断ち無失点で切り抜けます。 続く2回表は三者凡退で抑えると、その裏の横浜隼人の攻撃、1死から内山選手(1年)が死球で出塁し、すかさず盗塁を決めて、相手のミスで3塁まで進むと、7番桑原選手の内野安打で1点を先制します。 そして5回には掛川選手、柳下選手(2年)にタイムリーヒットが飛び出し2点を追加します。 更に隼人打線は6回にも1点を加えると、最終7回の守りを掛川投手が3人で切り、4-0での完封勝利となりました。 第2試合は「山手学院」が「鶴見大附属」に9-1で勝利したため、Aブロック代表決定戦(第3試合)は「横浜隼人」対「山手学院」となりました。 この試合もジャンケンに勝って後攻を選んだ横浜隼人は1回裏、いきなり1死1・3塁のチャンスを作ると、この試合4番に入った秋山選手がレフトへ犠牲フライを打って1点を先制、続く5番三井選手(3年)が三塁線を破る2ベースヒットを放ち、2-0とします。 2回には、桑原選手(3年)がヒットで出塁し、盗塁と送りバットで1死3塁を作ると、9番大島選手(3年)が見事なスクイズを決めて3-0。 更に3回、2死2塁から三井選手がライトオーバーの2ベースを放ち4-0とリードを広げます。 4回以降の攻撃では、山手学院投手の粘りのピッチングを前に、なかなかチャンスを作ることができませんでしたが、横浜隼人はこの試合マウンドを任された右の本格派、秋山投手が、山手学院打線を僅か3安打1四球という安定の投球で7イニングを無失点で抑え、1回戦の掛川投手に続く完封勝利で、昨年に続いて2年連続での準決勝リーグへの進出を決めました。 私学大会の準決勝リーグは21日(火)に行われます。 なお、21日は新チームの「夏季横浜市大会」の1・2回戦と同日になるため、この日の横浜隼人は3年生中心のチームで「私学大会」、1・2年チームでの「市大会」という2手に分かれて試合に挑むことになります。 ただ、その前に今月13日から15日までの間、「KB笹尾晃平杯」(通称「笹尾杯」)が平塚市「大神スポーツ広場」(15日の準決勝&決勝戦は「平塚球場」)にて行われます。 笹尾杯の詳細につきましては「神奈川KB野球連盟ホームページ」にてご確認ください。 初戦の相手はなんと、一昨日の「TOKYO SUMMER OPEN」の準決勝で1-4にて敗れた、スター軍団「埼玉スーパースターズ」です。 選手の皆さんには、リベンジを果たすべく、しっかりと準備をして挑んでほしいと思います。 本日も、平日にも関わらず、熱心な多くの保護者の方々が応援に駆けつけてくださいました。 (中には仕事を休んで来られた方も…。ありがとうございます。) そしてまた素敵な写真をご提供くださいました。 いつも本当にありがとうございます。
1回戦で完封勝利のエース掛川投手
この日も抜群の守備でチームを救った
三塁手の石川キャプテン
代表決定戦で見事な
完封勝利の秋山投手
秋山投手は打っても4番で
先制の犠牲フライ
ヒットで出塁し3点目の
ホームを踏んだ桑原選手
代表決定戦2安打2打点の
活躍を見せた三井選手