2019年7月22日読了時間: 3分

準々決勝惜敗…明日の「県代表決定戦」へ

昨日、春の横浜市王者「舞岡中」を破った横浜隼人が本日、県総体出場をかけて挑んだ相手は、今大会の総合力ＮＯ．１と言われている超強豪校「東山田中学」でした。昨日に引き続き「俣野公園横浜薬大スタジアム」で行われた試合、先攻の横浜隼人は初回の攻撃を三者凡退に終えます。その裏の横浜隼人、昨日までの４試合すべてにエースの中川キャプテンが登板していましたが、昨日、一昨日の二日連続で完投した本日は、その中川キャプテンはショートの守備につきました。そしてこの大事な一戦のマウンドに上がったのは、２年生ながら安定したコントールと緩急を使ったピッチングが武器であり、今大会背番号１０番を背負っている有馬投手でした。有馬投手のトレードマークは帽子の後ろからサラっと風になびく「ポニーテール」です。そう、有馬投手は横浜隼人中学野球部に４名在籍している女子部員の一人なのです。緊張のマウンドを託された有馬投手は初回、ランナーを二人出しながらも、この初回を無失点に切り抜けます。２回表には先頭の４番内山選手が四球を選びますが、二盗を失敗し得点に至りません。２回裏の有馬投手は、ヒットと四死球で２死満塁のピンチを迎えながらも、１番打者を内野フライに打ち取り、この回もピンチを脱します。３回表の攻撃では２死から９番の有馬選手が、チーム初ヒットとなるライト前ヒットを放ちますがこの回も無得点に終わります。３回裏は見事に三者凡退に抑えますが、４回表の隼人の攻撃も三者凡退。そして４回裏、２死２塁となったところで、横浜隼人はキャッチャーの南選手がマウンドへ上がります。しかし、カウント１ボールから投じたストレートを８番打者に完璧に捉えられると、前進気味の守備位置だったライト頭上を悠々と越えていき、打者走者までもホームインとなり痛恨の２点を許してしまいます。それでも南投手は後続を断ち、５回、６回を無得点に抑える好投で、最終回の攻撃に臨みを繋げますが、最後のバッターが三振に倒れ、０－２での敗戦となりました。終わってみれば横浜隼人は３回に有馬選手が放ったヒット１本に抑えられてしまいました。有馬投手、南投手それぞれが好投していただけに、悔しい結果でした。これで東山田は県総体出場が決定しましたが、県総体には横浜市からの出場枠が「６校」ですので、横浜隼人は明日、県総体出場をかけ同じく準々決勝で敗れた「中山中学校」との絶対に負けられない決戦に挑むことになります。明日も会場は「横浜薬大スタジアム」で、試合開始は１１時１５分を予定しています。本日も横浜隼人高校硬式野球部の３年生が昨日に引き続き…いいえ、昨日以上の大声援を送ってくれました。そして昨日と今日は、学校関係者や学園本部の職員の方なども応援に来てくださっていました。また、保護者の方々も、平日にもかかわらず多くの方々が球場に足を運んでくださいました。皆さま、本当にありがとうございました。本日もご提供頂いた写真がありますので、一部を掲載させて頂きます。