150校以上が出場する横浜市の中学軟式野球の大会は、「春」「総体」「夏」「秋」と年に4回開催されています。
その中で横浜隼人は令和4年度「春」から令和5年度「秋」まで8連覇を達成しています。
そして本日は「9連覇」をかけた「令和6年度横浜市中学校春季野球大会」の2回戦(横浜隼人にとっては初戦)が行われました。
相手は「いずみ野中学校」、会場は「大綱中学校」でした。
先攻の横浜隼人は初回、先頭打者が相手のエラーで出塁するも盗塁死、その後2連続四球などで2死2・3塁としますが、後続が倒れて無得点に終わります。
直後の1回裏、1死からショートへの難しい打球が処理できずにエラー、その後パスボールと内野ゴロで2死3塁となったところで完全に打ち取った打球が不運な内野安打となり1点を先制されてしまいます。
反撃したい横浜隼人は3回に2死から鈴木選手(東京旗の台クラブ出身3年)がエンタイトル2ベースを放ちますが、得点には繋がりません。
その後は両チームの投手が好投し互いに得点が無く、0-1のまま7回表の攻撃を迎えます。
後が無い横浜隼人は簡単に2死を取られますが、仙水選手(元ベイスターズJr.比々多少年野球部出身2年)がヒット、代打の森選手(平和台ブルーツインズ出身3年)が四球で1・2塁とし、1打同点、長打が出れば逆転という場面を迎え、ボールカウント3-2という究極の展開になります。
そして相手投手が投じた6球目の高めのストレートに、横浜隼人のバッターのスイングが惜しくも空を切り、無念の初戦敗退となってしまいました。
終わってみれば相手はノーヒット、横浜隼人の先発上島投手(横浜クラブ、大和町バンビーズ出身3年)と、ロングリリーフとなったエース小松投手(瀬谷ライダーズ出身3年)は、ほぼ完璧なピッチングでした。
しかし相手の右腕もまた、隼人打線を散発の3安打に抑える好投、そしてサード、ショートを中心とした堅い守りも加わり反撃を封じられる形となりました。
「K-1大会」「関東オープン」に続いて、横浜市春季大会では初戦敗退と、なんとも悔しい結果が続いています。
過去2年連続で出場していた横浜スタジアムで開催される「全軟連」主催の夏の「全軟」への道は閉ざされてしまいましたが、5月の「あじさいリーグ」で優勝すれば10月に岩手県で開催される「中学生野球連盟」の全国大会、そして夏の「市総体」→「県総体」→「関東大会」と勝ち上がれば石川県で行われる「中体連」の全国大会と、まだ全国へのチャンスは残されています。
道のりは決して簡単ではありませんが、今年のチームはそういった高いところまで登りつめる力があると思います。
ぜひとも本日の悔しさを糧に、また次に向けて努力してほしいと思います。
本日も多くの保護者の方々が応援とサポートにかけつけてくださいました。
ご提供いただいた写真をご紹介いたします。
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