本日は「汐風杯」の1・2回戦が南郷上ノ山公園野球場にて行われました。
「汐風杯」は、逗葉地区の中体連主催で、逗葉地区の5校と、それ以外の県内各地区からの代表校や招待校、合計16チームが出場してトーナメントで優勝を争う大会です。
横浜市からは名門の「鴨居中」「平戸中」と「横浜隼人中」の3校しか招待されていません。
そもそも強いチームしか呼ばれないという名誉ある大会です。
1回戦の相手は、開催地区枠の「葉山中」でした。
後攻の横浜隼人、先発マウンドはスーパー1年生の大沢投手(元ベイスターズJr.)でした。
大沢投手は1回表を三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せます。
すると1回裏、先頭の白鳥颯斗選手(2年)がヒットで出塁すると、相手のエラーや四球と山下選手(2年)のセーフティバントなども決まり、いきなり5点の大量リードを奪います。
2回にも白鳥颯斗選手が3ベースヒットを放つなどして2点を追加、更に3回には四球などで溜まった走者を四番市村選手(2年)の3ベースヒットで一気に生還させる、まさに「クリーンアップ」という仕事ぶりなどで更に7点を追加します。
4回と5回は、1年生スーパー女子の土橋投手が危なげないノーヒットピッチングで抑え14ー0、大会規定によりコールドゲームで初戦突破となりました。
続く2回戦の相手は、鎌倉代表の「手広中」を11-1の5回コールドで倒した強豪、相模原市の「大野北中」でした。
「大野北中」は、2018年の汐風杯準決勝で0-4で敗れている因縁の相手でした。
後攻の横浜隼人、先発のエースの白鳥拓海投手(2年)が1死からヒットを許しますが、超強肩1年生キャッチャーの正田選手(元ベイスターズJr.)がこのランナーの盗塁を阻止し、結果的に3人で切り抜けます。
その裏、1死から白鳥拓海選手が3ベースヒットを放ち、絶好の先制チャンスを作りますが、スクイズ失敗でこの好機を逃してしまいます。
3回裏にも白鳥颯斗選手の2ベースヒットなどで1死3塁と再び好機を迎えますが、またもスクイズ失敗となります。
4回裏にも2本のヒットを放ちながら後続が続かず無得点、嫌な流れのまま0-0で迎えた7回表、ここまで大野北打線を散発の2安打に抑えていたエースが、四球とエラーで1死1・2塁としたところで、脚がつってしまうアクシデントが発生しました。
しかしここで、直前の1回戦で3回を無失点と好投している大沢投手がリリーフマウンドに上がると、三振、内野ゴロとうい素晴らしいピッチングでこの日最大のピンチを脱します。
なんとかサヨナラ勝ちを決めたい7回裏の攻撃でしたが三者凡退を喫してしまい、試合は無死1・2塁からの特別延長となります。
その8回表、「1点は仕方ないぞ!裏があるから2点目を与えないようにしよう!」とベンチからの指示が出ますが、ここでも大沢投手が2つの三振と内野ゴロに打ち取る圧巻のピッチングで、得点を与えません。
そして8回裏の攻撃、無死1・2塁の先頭打者に代打で送られたのは、公式戦初打席となる1年生の原選手でした。
原選手は2ストライクと追い込まれながらも、根性で転がした送りバントが自らもセーフとなり無死満塁となります。
絶好中の絶好というサヨナラの場面で打席に入ったのは、横浜隼人が誇る最も信頼できるバッター白鳥颯斗選手でした。
白鳥颯斗選手がその初球を振りぬくと、打球はレフトポール際への大飛球となりますが、あと数十センチというところでファールとなってしまいます。
しかし、追い込まれてから粘って三塁線寄りに強い打球を放つと、体制が悪くなった三塁手がホームへ送球するも、途中出場の三塁ランナー小津選手のホームへの触塁がわずかに早く判定はセーフ、スコアレスの痺れる展開となった試合は1-0での見事なサヨナラでの幕切れとなり、3年前のリベンジを果たすことができました。
これで汐風杯ベスト4となりました。
汐風杯の準決勝・決勝戦含め、今後の予定は次の通りです。
■11月14日(日)
練習試合
@茅ヶ崎市立鶴が台中学校
8:30~ダブル
■11月20日(土)
授業日
放課後練習
■11月21日(日)
<3年生>
金太郎杯に向けて練習試合
@瀬谷中学校
vs横浜K-CLUB
(14:00~シングル)
<1・2年生>
練習試合
@海老名市立有馬中学校
( 8:30~ダブル)
■11月23日(火)
「汐風杯」
@逗子第一運動公園野球場
9:30 準決勝
14:00 決勝戦
■11月27日(土)、28日(日)
「金太郎杯」
詳細は11月4日のブログ記事でご確認ください。
本日は、保護者の観戦が認められていましたので、多くの声援とサポートをいただきました。
素敵な写真もご提供いただきましたので、掲載させていただきます。
1回戦では3回無死点
2回戦ではピンチで好リリーフした
大沢投手(1年)
2回戦の特別延長で
見事な送りバントを決めた
原選手(1年)
2回戦で代打出場の酒井選手(1年)
ピンチでマウンド集まる
内野手とバッテリーと監督
1回戦と2回戦ともに
代打出場の林選手(2年)
1回戦は途中出場
2回戦ではスタメンの
伊藤選手(2年)
2回戦で7回途中まで無失点
絶対的エース白鳥拓海投手(2年)
1回戦で2イニング
ノーヒットピッチング
土橋投手(1年女子)
1回戦の終盤で守備固めに入った
佐々木選手(2年)
1回戦で特大の3ベースヒット
四番の市村選手(2年)
1回戦でスタメン出場
2回戦ではサヨナラのホームを踏んだ
小津選手(2年)
セカンドで2試合ともスタメン
中島選手(2年)
1年生ながらレフトの
レギュラーを掴んでいる
西宮選手(1年)
2試合で3安打
+サヨナラの内野ゴロ
白鳥颯斗選手(2年)
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