２年前に創部初の県総体出場を果たした横浜隼人は今年、昨年の大会中止を挟んで２年越しながら２大会連続の県総体出場を果たしました。
前回大会では、県央ブロックの「つきみ野中学校」に初戦で０－５点で完敗しています。
今年の県総体の初戦は、またも県央ブロック代表の「海老名中学校」でした。
（会場は「星槎中井スタジアム」）
県央ブロックへのリベンジを果たしたい先攻の横浜隼人は１回表、先頭の白鳥颯斗選手（２年）が追い込まれてから粘った末にレフト前へと運び、すかさず二盗を決めます。
そして２番の吉田選手（３年）が進塁打でチャンスを作ると３番高木選手（３年）の内野ゴロで１点、さらに白鳥拓海選手（２年）のタイムリーヒットで２－０と先制攻撃に成功します。
１回裏、先発マウンドを任されたのは市大会でも好投を続けてきた背番号１０の秋山投手（３年）でした。
誰でも緊張する県総体の初回のマウンドですが、秋山投手は１回裏を２奪三振の三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せます。
３回表の攻撃では高木選手の２ベースヒットに、吉田選手のライトオーバーの３ベースヒット、そして黒瀬選手（３年女子）のタイムリーヒットにより４－０とリードを広げます。
その後４回、６回、７回にも１点ずつを追加し７－０で迎えた７回裏も、危な気なく三者凡退に打ち取り、大事な大事な県総体の初戦を７－０というスコアで見事な勝利を飾りました。
海老名中は、エースピッチャーが力強いストレートを投げ込み、また守備も固い、とても良いチームでした。
それでも秋山投手が７回２安打完封という完璧なピッチングを披露したことが、初戦突破の一番の要因だったと思います。
「３日間で１４イニングまで」という投球制限がある今大会、初戦で他のピッチャーを温存させながら勝利できたことは、明日以降の戦いに向けて非常に大きな意味がありました。
秋山投手、本当にナイスピッチングでした。
さて明日の相手は、相模原ブロック第１代表の「大沢中学校」です。
神奈川県内の中学軟式野球においては、「相模原市が最もレベルが高い」という声が非常に多いのが事実です。
シニアやボーイズといった硬式クラブチームには行かずに地元の中学校で野球を続ける選手が多く、また相模原市の中学校は、野球経験が豊富で熱心な顧問の先生が多く、さらにはグランドが広い学校が多いという好条件が揃っている地区なのです。
実際に夏の県総体では過去３０年の中で、実に１３回も相模原ブロック代表チームが優勝しています。
明日の大沢中は、これまで対戦してきた中でも「最強クラス」の相手であることは間違いありません。
しかし、今年の横浜隼人の戦力が上手く機能すれば、歯が立たないチームなど決して無いはずです。
明日もベストを尽くして勝利してくれることを期待しています。
明日は小田原球場で第２試合、１１時プレイボール予定となっています。
なお、今大会は登録メンバー１名に対して２名までの家族の観戦が認められています。
本日は保護者の方から素敵な写真をご提供いただきましたので、一部をご紹介します。
１回表に先頭打者で
ヒットを放った白鳥颯斗選手
最終回に１塁の守備についた
平井選手（３年）
代打出場の出永選手（２年）
最終回にセカンドに入り
ファインプレーをした
上田選手（３年）
ピンチを脱しグラブタッチする
秋山投手と黒瀬選手
声を出しての応援が禁止とされる中
手拍子で盛り上げるスタンドの部員たち
痛烈なセンター前ヒットを放つ
白鳥拓海選手
同じくセンター前ヒット
吉田選手
好捕を見せてベンチに迎えられる
黒瀬選手
同じく黒瀬選手
３ベースヒットを放つ
四番の吉原選手
３塁ベースコーチとして
的確な判断と指示で
チームの得点に貢献している
山内選手（３年女子）
強肩強打のキャッチャー
横浜市選抜でも活躍中の
山本選手（３年）
好投し笑顔が弾ける
秋山投手
同じく秋山投手
Comments