本日は、3年生が出場できる最後の大会「第19回金太郎杯」の予選リーグが、平塚市大神スポーツ広場にて行われました。
例年は、3年生の中でも希望者のみの参加としていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で春と夏の大会が中止になった悔しさもあり、3年生部員10名全員での参加となりました。
今回の「金太郎杯」は、神奈川KB野球連盟に加盟している9チームを3チーム×3ブロックに分けて、各ブロック1位の3チームと、2位の中から勝ち点の多い1チームの合計4チームが準決勝に進むという形で行われます。
横浜隼人と、「横浜K-CLUB」、「ひまわりベースボールクラブ」、「東海大相模中学」の4チームは単独チームですが、「港北クラブ」、「青葉ベースボールアカデミー」、「座間クラブ」、「秦野クラブ」、「オール平塚」の5チームは各地域の主力選手を集めたオールスターチームという編成になっています。
予選Cブロックの横浜隼人は、そのオールスター2チーム、「港北クラブ」「座間クラブ」との対戦でした。
まず第1試合の対戦相手は「港北クラブ」でした。
横浜隼人の3年生スーパー女子エースの有馬投手は、港北打線に対し2回まで一人の走者も許さないパーフェクトな立ち上がりを披露します。
3回表に2本のヒットを許し1点を奪われますが、その裏に横浜隼人は2死2塁から3番荒井キャプテンのタイムリーヒットで1-1の同点とします。
有馬投手は4、5、6回も危なげないピッチングで、特に6回は三者連続三振を奪うなど見事な好投を続けます。
しかし、1-1のまま迎えた7回表、野手のもったいない送球ミスが2つ続いてしまい1-2と勝ち越されます。
あとが無い7回裏、2死ながらも満塁とチャンスを作りましたが、最後のバッターが内野ゴロに倒れ、1-2での悔しい敗戦となりました。
しかし第2試合で「座間クラブ」が「港北クラブ」に1-0で勝利したため、決勝トーナメント進出の望みが第3試合に繋がりました。
勝ち点方式で順位が決まる予選リーグですが、勝ち点が並んだ場合の優先順位は…
1.失点の少ないチーム
2.得点の多いチーム
というルールになっているため、横浜隼人が予選1位通過するためには…
「無失点かつ2得点以上」で座間クラブに勝利することが条件でした。
厳しい条件で迎えた「座間クラブ」との試合、後攻の横浜隼人の先発マウンドは3年生サブマリン杉山投手でした。
杉山投手もまた、1試合目の有馬投手に負けず劣らずの好投で、初回を三者凡退に打ち取ります。
すると1回裏の攻撃、2死2塁からこの試合4番に入った内山選手(3年、横浜クラブ選出)がライト線を破るタイムリー3ベースを放ち先制します。
3回には2死3塁から3番山岸選手(3年)が追い込まれてから粘ってセンター前ヒットを放ち2-0とします。
好投を続ける杉山投手でしたが、5回に疲れが見え始め2死ながら1・2塁としたところで、絶対に点を与える訳にはいかない横浜隼人はピッチャーを1年生サウスポーの白鳥拓海投手にスイッチします。
白鳥拓海投手は期待通りに空振り三振を奪い、このピンチを脱します。
5回、6回の攻撃では、追加点のチャンスを作りながらも得点を奪えず、2-0で迎えた7回表の守り、走者一人を出しますが、白鳥拓海投手が2つの三振を奪いゲームセットとなり、奇跡的に予選1位通過をもぎ取りました。
厳しい2試合の中でミスも多くありましたが、それ以上に良いプレーがたくさん出て、全員で勝ち取った予選通過だったと思います。
選手の皆さん、決勝トーナメント進出おめでとうございます。
決勝トーナメントは明日、以下の通り実施予定です。
【第19回金太郎杯決勝トーナメント】
<日付>11月29日(日)
<会場>立花学園大井球場
<予定>
準決勝① 9:00 横浜KC vs 青葉BBA
準決勝②11:00 横浜隼人 vs オール平塚
決勝戦 13:30
本日も保護者の方が素敵な写真をたくさん撮影してくださいましたので、一部をご紹介します。
なお、もともとは本日の予定だった「K-1大会」横浜A予選決勝戦は、12月27日(日)に変更になりました。
詳細が決まりましたらまた改めてお知らせいたします。
2試合ともライトで
スタメン出場の原選手(3年)
「座間」戦でタイムリーを放つ
山岸選手(3年)
好投の有馬投手を
出迎えるベンチ
代打出場で2ベースを放つ
井口選手(2年)
途中出場で2安打の
白鳥颯斗選手(1年)
代打出場の吉田選手(2年)
タイムリー3ベース
内山選手(3年)
強肩キャッチャー山本選手(2年)
※山本選手は明日 横浜クラブの選考会に参加予定
山本選手の矢のような送球で
二盗を阻止
2試合センターでフル出場の
野口選手(3年)
タイムリーヒットを放つ
荒井キャプテン(3年)
「座間」戦 ライトでスタメン
荘加選手(3年)
ショート、セカンドの守備で
勝利に貢献した
石川選手(3年)
過去最高のピッチングで
「港北」戦 7回2失点
有馬投手(3年)
ピンチをしのいで
笑顔がはじける
荒井キャプテン(3年)
Comments